行事報告

2006年夏期伝道実習報告

東京聖書学校の学生は、夏期伝道実習期間といって、約1ヶ月、それぞれ日本各地の教会を訪問して、伝道実習を行います。
キャラバン派遣(複数でいくつかの教会を巡る)、チーム派遣(複数でひとつの教会に数日間奉仕する)、個人派遣(個人でひとつの教会に数日間滞在し、奉仕する)があります。今年は山梨、近畿、四国でキャラバン伝道が実施されました。
 その一部を、写真と文章でご報告します。

■キャラバン報告 ・ ・ ・  ◆四国キャラバン(7/29−8/8)

 2006年度の聖書学校の歩みも新しい学期を迎えようとしています。今年も、去る夏の経験から本当に多くのことを学ばせて頂き、感謝と共に、主の御名を賛美しています。今回、日本キリスト伝道会キャラバン隊として、小松川教会の主任牧師でもあり、日頃私たちにも講師として教えて下さっている東海林先生の引率で、2年生の野口兄と共に四国の高知県にある高知ペンテコステ教会に行かせて頂きました。

 車を走らせ片道14時間をかけて辿り着いたのは、日が沈んでまもなくの頃でした。暗闇に、キレイにライト・アップされた出来立てホヤホヤの会堂を入ると、開拓から心血を注いで今回の新会堂を建てあげた高知ペンテコステ教会の牧師である大川修平先生と明子先生が私たちを迎えてくださいました。

 今回の私たちの主な奉仕としては、旧会堂の牧師室から新会堂の牧師室への引越しと、トラクト配布、日曜日の夕方にもたれました福音伝道集会の証しと、奨励の御用でした。主に守られて、一つ一つのご用が守られたことも恵みでしたが、忙しい中、私たちと行動を共にする中、大川先生は本当に沢山のことを教えて下さいました。

 何よりも、この250名収容できる礼拝堂、前面解放できる壁を隔てて150名収容の多目的ホール、合わせて400名収容の会堂が、教会のビジョンとそれに伴う祈りによって建てあげられたことを肌で感じることが出来たことは、私にとって非情に大きな恵みとなりました。

 私たちのためにもたれた3日間の早天祈祷会では、30名近くの信徒の方々が仕事に向かわれる前に、共に祈りを献げ、御言葉に聴く時が与えられました。恐らく、一般礼拝出席の3分の1を占めるのではないでしょうか。一席空席を残して始まった祈祷会も、祈りによってまもなく満席となり、後日さらに10席ほど増やしたところ同じく満席にて祈りを共にすることが出来ました。

 祈りを通して私たちは幻を与えられ、祈りを通して実現成さしめる主の業に与らせて頂くことの出来ることを教えられました。いよいよ祈りの器であるかを問われる私たちですが、さらに主に信頼を置き、祈りを献げる器へと変えて頂きたいと、願うばかりです。

■キャラバン報告 ・ ・ ・  ◆山梨八代キャラバン(7/27−30)

 キャラバンのメンバーは、引率の深谷春男先生、井上姉(3年)、野口兄(2年)、山口姉(1年)、そして柏(4年)の計5名です。
 スケジュールは概ね例年通りでしたが、二日目(7/28)の午後が、従来の「地域見学」から「近隣の教会訪問」に替わったことが今年の特色でした。

7/27(木):朝9:時に、学校をキャラバン車で出発。野口兄の運転で一路笛吹市八代町へ。午後、ほぼ予定通りぶどう畑の真ん中にある山梨八代教会に到着し、大矢先生の暖かいお出迎えを受けました。

 夜7:30からの歓迎祈祷会では、井上姉の司会に導かれ、野口兄の奨励、神学生の自己紹介を兼ねた短い証し、深谷先生、教会員の方々の自己紹介があり、恵まれた時を持ちました。
 新しく大矢先生を迎えられた山梨八代教会の上に、主の恵みが豊かに注がれることを祈り、また翌日以降のキャラバン隊のプログラムが、主によって祝福されることを願いました。

7/28(金):野口兄の司会による早天祈祷会、その後トラクト配布をしてから朝食。9時ごろに柏兄が到着し、やっと全員が揃いました。

 10時から、中山量一先生(中山忍先生の御父君)が創設された博愛保育園にて「子ども会」を持たせて頂きました。3歳児以上の約90名の園児と共に、「迷子のメー子ちゃん」の紙芝居とオペレッタ、お遊戯、ゲームを楽しみました。練習では苦戦していた井上姉のお遊戯も、楽しく終わってホッと一息。『ぼくの心の中が』の賛美と振り付けは大好評で、大いに盛り上がりました。しかし、何といっても圧巻は、『海と空造られた主は』の賛美でした。90名の園児が飛び上がって叫ぶ『イエスは主、ハレルヤ!』の賛美が、園舎全体を揺れ動かす如くに響き渡りました。これには、日頃「ハレルヤ牧師」の異名を取る深谷先生も圧倒され、すっかりお株を奪われた観がありました。「子供たちの賛美に、私たちの方が逆に励まされましたね!」とは司会をした山口姉の感激の言葉。

 午後は、近隣の教会訪問です。先ず、甲府駅の北口にある「愛宕町教会」へ。ホーリネスの流れを汲むこの教会を牧されているのは、北紀吉先生。現在、東海教区の議長もされておられ大変お忙しい先生ですが、私達の為にお時間を割いてくださり、貴重なお話を伺えたことは感謝でした。「牧師と信徒の違いは、ケアーする者とされる者の違いであり、ケアーするとは徹底して仕えていくことである」と教えられ、改めて目が開かれる思いがしました。教会堂や付属施設についての、北先生のユニークなご意見も大変興味深く聴かせて頂きました(「敷地は五百坪が必要、会堂は木造の平屋が良い」とのことでした)。

 甲府駅の南口にある「甲府教会」を訪問し、松木田博先生の案内で、荘重な会堂と、4階建ての広々とした付属施設 (新築) を見学させて頂ました。礼拝式やサクラメントの持ち方に関して、メソジストの伝統を守ろうと尽力されておられる松木田先生の、真摯な姿勢に深い感動を覚えました。
 帰りがけに石和教会に立ち寄り、田邉優子先生にもお目に掛かることができて感謝でした。

 夜は、温泉に連れて行って頂き、本場の「ほうとう」をご馳走になりました。おいしかったぁー。大矢先生と山梨八代教会のご配慮に感謝。

7/29(土):井上姉の司会による早天祈祷会の後、朝食。
 10時から、いよいよキャラバン隊にとってのメインイベントである、CS一日夏期学校(バーベキュー大会)です。最後の打ち合わせと祈りをもって備えました。

 午前の部は野口兄の司会。ゲーム、賛美、ショートメッセージに続いて、劇『王様に借金した男』を熱演。マタイ18:21〜35で、主イエスが語られた譬え話を題材にしたもので、随所に歌を取り入れミュージカル風に脚色した劇です。子供たちも喜んで観てくれましたが、むしろ大人の方々がより熱心に観てくれていたようです。深谷先生もかつらを付けて登場し、喝采を浴びました。練習の時は「僕は、いじめられる役より、いじめる役の方がいいなー」などと言って、多少ご不満そうでしたが、キャラバンから帰ってから直ぐに、ご自分のホームページにその時の写真を掲載されたところを見ると、結構楽しんでおられたようです。

 お昼は、教会の方々が用意してくださった、豪華なバーベキューを子供たちと一緒に楽しみました。暑い中を、黙々と調理してくださった中山八十司兄をはじめとする教会員の方々のご奉仕に、主が報いてくださいますように。

 午後は、山梨八代オリンピックと題して、2チームに分かれて色々なゲームを楽しみました。椅子に座って、新聞紙を丸めた棒でボールを奪い合う「座ってサッカー」ゲームには、お母さん方も加わって、キャーキャー、ワーワーの大騒ぎとなりました。熱くなったところで、教会学校の先生方が作ってくださった「かき氷」を頂き、最後は西瓜割りを楽しんで終わりました。

 実は、このCS一日夏期学校を始める前は、果たして何人の子供たちが来てくれるか、大きな不安を抱いていました。いつも出席しているCSの生徒は、都合悪く一人も来られないことが事前に分かっていました。大矢先生は、「もしかすると一人も子供が来ないかもしれない」と懸念しておられました。
 しかし、いざ蓋を開けてみると、私たちの思いを遥かに超えた、11名もの新しいお友達と、5名のお母様方が参加してくださいました(教会員も含めた参加者合計は34名)。主のご計画の素晴しさと、憐れみの大きさに感動し、心から主の御名を崇めました。西郷校長先生はじめCS教師の方々の、熱いお祈りが聞かれたものと信じます。

 夜は、小高い丘のてっぺんにある「ほったらかし温泉」に行って、熱い一日の汗を流しました。

7/30(日):柏の司会による早天祈祷会の後、朝食。その後、柏は大月新生教会での礼拝メッセージの御用のため石和駅へ。
 残った3人の学生で、教会学校の奉仕をさせて頂きました。CS礼拝は、野口兄の司会、山口姉のメッセージ。礼拝後の合同分級では、「御言葉魚釣り」のゲームを楽しみました。
 10:30からの特別伝道礼拝では、深谷先生の熱血メッセージと井上姉の証しに感動。神学生による賛美も、3人の少人数ではありましたが、精一杯歌わせて頂きました。

 礼拝後の愛餐会では、教会の方々のお心づくしと、山梨特産のおいしい果物をお腹一杯頂き、心も体も豊かな恵みに満たされました。

 午後1時頃、大矢先生と教会員の方々に見送られて、キャラバン車で帰路につきました。途中で赤羽教会に立ち寄り、ジョイフルナイトに出席し、再びパワーを充電して無事学校に着きました。ハレルヤ!

 一方、大月新生教会では、荒又先生ご夫妻と4人の信徒の方々と礼拝を守らせて頂きました。4人の信徒の方々はいずれも信仰の大先輩達で、その献げ切ったお姿から貴重な学びをさせて頂きました。

 中山先生から大矢先生にバトンタッチされて、山梨八代教会も新しい時代を迎えたようです。主によって建てられ、主によってこれまで守られてきた山梨八代教会が、彼の地にあって、ますます貴く用いられますように心から祈らせて頂きます。 

■チーム派遣報告 ・ ・ ・  ◆東京新生教会(8/17〜20)

台風の余波を受けて、湿度の高い酷暑の4日間でした。

主な奉仕内容としては、納涼子ども会と、19日(土)・20日(日)にもたれた特別伝道集会のためのチラシ配布や、東京新生教会の名物になっている、車の上にスピーカーを取り付けて町内をねり走る宣伝カー案内や、またチャリンコ部隊による案内をした後、教会に帰り、休む間もなくすぐに子ども会、特伝に参加しました。

今年の特伝は、テレビ埼玉の「ライフ ・ラインの集い」という番組で、司会をされている関根弘興師を講師に迎えて行われましたが、一日目は、中西姉の恵まれた証と、「音楽の花束」では、神学生4名が2曲賛美しました。また、納涼子ども会で、赦しをテーマにした劇「王様から借金をした男」は、横山先生にも特別出演していただいて、非常に好評を得ました。本当に良いものは、子どもにとっても大人にとっても感動をもたらすものであることを思わされました。

派遣メンバーが全員心深く思わされた事は、東京新生教会の早天祈祷会でした。毎朝、10名前後の信徒の方が、6時から7時までの1時間、遠くから近くから集まってこられて、御言葉を聞き、賛美し祈られる。実によく祈られる。祈りによって力を与えられて、それぞれが晴れ晴れとして、その日の業のために出かけられる。それは、今回の退修会で学んだバウンズの「祈りによる力」の実践そのものであり、生きた学びをさせていただけたことを感謝しています。

■チーム派遣報告 ・ ・ ・  ◆天門教会

 長野県上田市にある天門教会の修養所に3泊4日の青年会修養会。
 2日目高速で車を走らせ、八方尾根の八方山に登山。ゴンドラ、リフトを乗り継いで、第一ケルンでハイ!ポーズ

 みんなの笑顔がステキ〜


■チーム派遣報告 ・ ・ ・  ◆浦和別所教会

 埼京放送伝道協力会の『ライフ・ラインのつどい』<関根弘興の聖書の話とアコーディオンの調べ檜山学>が8月5日(土)に、浦和別所教会でもたれるため、多くの人たちに知っていただくための、4日間のトラクト配布が大きな位置を占めていました。

 また、6日の聖日礼拝では、上記報告のような説教・証し・学びの奉仕と教会学校の「教会学校ミニ子ども会」を担当し、いつものCSと違ったプログラムで、神学生3人が55分間を任され、神様のお話し・賛美・ゲームなどを通して、子ども達と楽しく交わる時を与えられました。

 トラクトは始め9000枚用意されていましたが、教会員の方々が事前に配って下さったので、私達は5000枚と少しを配布しました。初めての道・入り組んだ住宅街などを、西に東に歩きながら『この一枚から主の道への一歩が始る』と思うと自然と力が入り、配る足取りも速くなっていきました。
 途中、迷子になって携帯電話で互いの位置を確認する場面もありましたが、振り返ってみて、3人とも正直言って、すごく集中して燃えていたと思います。

 当日、ギラギラする太陽が照りつける猛暑となり、30リットルの麦茶と手作りクッキーも用意され、祈りつつ参加者をお待ちしました。
 結果は、45〜6名の出席者で、その中のお一人が、「教会は全く初めて」というかたでした。関根弘興師は、初心者の方でも分りやすい内容と、はっきりしたテンポのよい話し方にユーモアも交えてみことばを語ってくださり、私たちも奉仕をはなれて聴衆の一人となり、良い勉強をさせて頂きました。
 その後、アコーディオンの演奏があり、約2時間の集会が終わってから「トラクトを見て初めての方がこられた恵みは大きい」と放送伝道協力会の主事の方が言っておられました。
 この一人の方が主と出会い、教会に繋がって欲しいと心から思います。伝道は地道な働きであり、根気よく、諦めずに続けることの大切さを身にしみて学びました。

 毎週の教会奉仕はおもに神学生一人の派遣が多いのですが、夏期伝道はチームで奉仕できるので、とても楽しい面があります。
 何度も打ち合わせを重ね、リハーサルしたり、タイムを計ったり、ダンスや賛美の練習したりと3人で造り上げて行くところに恵みがありました。緊張もありますが、朝の祈りから、夕べの祈りに至るまで、寝食を共にしながら、よく働き、よく笑い、祈ることができた今井兄、中西姉に感謝します。

 浦和別所教会の婦人会の方々が毎日美味しい食事を準備してくださり、共に主の食卓についてのお交わりの時も感謝でした。
 温かくお迎えくださった教会員の皆さん、ご指導下さった山田先生に感謝しています。
 4泊5日の主に向かっての奉仕は、3人にとって良い訓練と経験の場となりました。

■個人派遣報告 ・ ・ ・  ◆広島教会(8/5〜8/28)

 活動内容は、夕礼拝説教、夕礼拝司式、祈祷会奨励、青年会夏期修養会、ご高齢の方や入院中の方への訪問、聖書の学び、平和を祈る会、記念会、教会の最初の殉教者中島花子さんの墓参、教会清掃等。

 実習を終え、最も心に残っていることは、「真実なもの」に触れて心を打たれた、ということです。 櫻井先生による聖書の学びを通して、御言葉の豊かさに喜びと感動を与えられ、先生の牧会されている姿から、改めて”傷ついた葦を折らずほの暗い灯心を消さない”どんな人もひとりひとりをとことん本気で大切にされている生き方そのものを見せていただきました。その配慮の深さ、真実さは、先生ご自身が文字通り御言葉に豊かに慰めと励ましを受け、御言葉によって立ち、御言葉に全てをかけておられるということ、そして委ねられた魂のことを心を込めて祈っておられるということ、そこからきていることをひしひしと実感させられました。御言葉に深く耳を傾ける、その事が何より私に必要なことだ、そこに立つ以外にない、と思いました。

 また、3週間余りの間、教会の日常を体験し、あるいは教会においでになることのできない方たちをお訪ねし、教会に連なるすべての人、それぞれが人生の課題、重みのある重荷、痛みを負って歩んでおられる魂であることを思わされました。そのひとりひとりを抱え込んで共に歩んでくださり、祈っていてくださるイエス様のお手伝いをする牧師もまた、委ねられた方たちの負っておられる重荷に一緒になって向き合い、共に歩もうとするのがその役目なのだと思いました。たじろぐような、慰めようも無いような大きな悲しみや苦しみ、深い傷を負っておられる方は決して少なくないこともしらされました。そのような大きな苦しみの前には、全く無力であり、本当の助け、希望は神様しか差し出しえないけれども、牧師も本気で祈りつつ、できることを全力でやって、最後は神様にお委ねするのだ、ということを先生のあり方を通して教えていただきました。

 そういったことを目の当たりにし、私自身の学校での生活、あと3年半の準備の期間をこれからどのようにしていったらいいのか、そのことを考えさせられました。目に見えない心の生活(御言葉を深く味わう、祈り、神様との交わり)をもっと豊かにしていきたいと強く願っています。実際、寮生活はやらなければいけないことも多く、その中でどのように時間を確保していくかということは、今一番悩んでいることでもあります。

 最後の日曜日は夕礼拝で、まだ学校に入ってたった四ヶ月の身でありながら、説教をさせていただきました。教会の皆さんからは、伝道者を生み出そうとしている熱い思いのこもった祈りを体で感じました。ありがたく感謝であると同時に、私自身のこれまでのことを思って、申し訳なかったと反省し、これから、謙遜に自分自身を神様に委ねることを学ばせていただきたいと思わされました。期間中、今回は、自転車で自宅と教会とを往復しましたが、そのことが後から考えると良くなかったようで、暑さと紫外線で(持病のため)体調をくずしてしまい、最後のあたりは特に、皆さんにご心配をおかけしてしまいました。病気を抱えながら教会に仕えていく時、具体的にどういうことは無理なのか、どういうやり方をすれば大丈夫なのか、自分自身を知るという意味では貴重な体験でした。

 広島教会での日々は、たくさんの恵みと励まし慰めが与えられ、これからの方向性が示された一ヶ月となりました。

■個人派遣報告 ・ ・ ・  ◆秋鹿教会

 秋鹿教会は、宍道湖の湖畔にあり、教会の周りは田園風景が広がるとても、のどかな所に位置しています。

 牧会に当たられている小川文子先生は、2年間、共に東京聖書学校で学んだ仲であり、同じ世代でもあり、何の気兼ねもせず、共同生活をさせて頂きました。
 秋鹿教会の方々も、私は実習で、おまけに、滞在費はすべて教会持ちにもかかわらず、
「まぁ、ゆっくり休んでいきんしゃい。」←(出雲弁のつもり)
 と、いったような具合で、私はじっくりと、「教会」というものがどのように成り立っているのか、文子先生との24時間の生活・秋鹿教会の信徒さん、日に焼けて真っ黒に日焼けしている子供たち・他教会との牧師との交わりを通して、
じっくりと眺め、学ばさせて頂きました。

 一番、よかった事は、「自分に何が出来るか?そのためにはどうしたらよいのか?」考え、実行することを任され、自由に文子先生が、私にそれをさせて下さったことです。
その例の一つとして、今回、絵本作りに取り組んでみました。  これからも、神様とわたしのペースで、「子供たちにイエス様を伝える」という夢に向かって、歩き続けたいと思います。

 小川文子先生はじめ、秋鹿教会の皆様・東京聖書学校の教授会の先生方・学生のみなさん・私の家族・祈ってくださっているすべての方に心から感謝いたします。

■個人派遣報告 ・ ・ ・  ◆宇都宮上町教会

 教会員の皆さんの聴き上手に支えられて献身の証しを11分30秒させて頂きました。証の終わりにあと1年半の勉強がまっとうできるように祈ってほしいことをお願いしました。

 礼拝後に栃木地区のサマーキャンプです。今日宿泊する小山市にある祈りの家の庭で全員集合の一枚です。山の中なので涼しい時ですが、この夏は暑い夏でした。

■個人派遣報告 ・ ・ ・  ◆日本基督教団主催『ユースミッション2006』

 【青年交流会・カンファレンスの開催期間 8/3〜12】(8/9〜11ホームスティ)
 浦和別所教会信徒の栗原初音姉宅に、台湾中興大学2年の林凡雅<Rin Fan Ya>さんが2泊3日のホームスティをされることになりお手伝いを頼まれました。
 学生の参加者は中国・韓国・アメリカ・日本と、各引率の牧師先生方、宣教師とで50名位と言うことでした。

8月9日(水)日程の第一日目は13:00〜16:00まで、水道橋の韓国YMCA会館においてのカンファレンスに出席しました。
 学生たちが各地へホームスティ出発する前の礼拝が行なわれ、千葉本町教会の岸牧師の説教の後に学生達の賛美・証・ヴァイオリンとピアノ演奏・ゲームなどがありました。
 賛美はプロジェクターに中国語の歌詞が映し出され、ローマ字のふり仮名がふってあったり、英語だったりしました。
 日本語のメッセージには英語・韓国語・中国語の通訳がつくといった具合で、同時通訳が数人立たれての珍しい形となりましたが、若者たちの思いや、先生方のお働きは充分伝わってきました。

 栗原宅に5時半頃到着し、日本料理店で夕食をご馳走になり、そのまま7時から東京聖書学校で、ヘブル語を教えておられる安田眞先生の教会の祈祷会に出席しました。
 ガーナの方々と共に祈祷会を守りましたが、これは、林さんが第二外国語が英語であるため、安田先生とお話したり交わることができて良かったと思います。22時40分帰寮。

8月10日(木)栗原姉の案内で、林さんは浅草見学など楽しんで頂き、夜は浦和別所教会の祈祷会に出席しました。私は前の週の祈祷会でヨハネ10章1〜6節を奨励してましたので、その続きの7〜18節『良い羊飼い』を2週連続で奨励奉仕させて頂きました。
 浦和別所教会の方々が熱心なお祈りを捧げた後は、温かく迎えてくださり、2人の英語堪能の方が通訳して下さったお陰で、和やかな交わりとなりました。

 この晩は、同教会の嶋崎姉と共に、栗原宅に1泊し、更に、楽しいひと時を過ごしました。

3日目の最終日は昼過ぎに解散、嶋崎姉と私は吉川駅で別れ、栗原姉が送っていかれました。栗原姉一家の心づくしの美味しいご飯や御もてなしを受け、また台湾の若い大学生と身振り手振り、電子手帳で悪戦苦闘しつつも神様を真ん中にした交わりは、豊な恵みで満たされました。
 日本基督教団では30年ぶりに再開した青年交流会とお聞きしました。こうした働きの輪がもっと広がり、多くの若者が交流できることを望みます。
 また、各国の大学生の奉仕、日本の青年の実行委員の人たちが、とても良い働きをされていたのを知り、私にも何か出来ることがないだろうかという思いが与えられました。
 短い間でしたが、良い経験とささやかな奉仕を務めることができて感謝しています。

昨年の報告


© 日本基督教団認可神学校 東京聖書学校・Tokyo Bible Seminary